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第256回演奏会のご案内

メンデルスゾーンの傑作「スコットランド」
 ドイツロマン派の作曲家メンデルスゾーンは、とても裕福で教育熱心な家に生まれ、音楽だけでなく絵画や文学、外国語にも堪能な神童でした。
 交響曲を5曲残していますが、第3番が最後に作曲された交響曲です。メンデルスゾーンはイギリスを何度訪問しており、スコットランドに旅行した際に訪れたエディンバラのホリールード宮殿に着想を得て作曲されました。筆の速かったメンデルスゾーンが12年もかけた自信作で、美しい旋律と豊かな抒情性に溢れ、スコットランドの自然が目に浮かぶようです。一般的に演奏されるのは1843年改訂版ですが、今回は1842年ロンドン稿を使用して演奏します。
 メンデルスゾーンは脳出血により38歳の若さでこの世を去りました。一時はワーグナーが批判しナチス体制から演奏禁止とされましたが、近年再評価・研究され大作曲家として認知されています。
ビゼー、不朽の名作「アルルの女」
パリに生まれ声楽家の父とピアニストの母を持つビゼーは、9歳でパリ音楽院に入学する神童で、優れたピアニストでしたが、オペラ作曲家を目指しました。36歳の時に作曲した歌劇「カルメン」の初演が不評に終わり、3か月後失意のうちに敗血症により亡くなりました。
「アルルの女」の物語は、南フランスの町アルルの闘牛場で見かけた女性に一目惚れした青年が、婚約者との結婚を決意するも、自分の婚礼の日にアルルの女が別の男と駆け落ちすると聞いて嫉妬から自殺するという悲劇。しかしその音楽は楽しく躍動的なものが多く、広く親しまれています。
劇付随音楽の原曲は極めて小編成(木管各1~2本、金管はホルンのみ)ですが、第1組曲はビゼー自身が4曲を選んで通常の編成に書き直したもの。第2組曲は死後に友人のギローが完成させたもので、有名なメヌエットは実はビゼーの歌劇「美しきパースの娘」からの転用です。今回は2つの組曲から6曲を選び物語の順に演奏します。
どうぞお楽しみに!(H.O.)

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