維持会ニュース団員紹介コーナー(1999.3月号)より


亘理 孝子

1.氏名、2.パート、3.生年月日、4.入団して何年?、5.出身、6.職業・普段の顔、7.使用楽器、8.好きな曲・好きな演奏家、9.印象に残る新響の演奏・演奏会、10.新響に一言、11.維持会員の皆様に一言

1.亘理 孝子(わたり・たかこ)

2.Vn.

3.2月25日

4.今年の4月で20年になります。夫(Cb.)の方が学生時代から入っており、結婚して練習日に一人家に取り残されるのがおもしろくなく、入れていただきました。

5.仙台

6.主婦。週2日は社交テニスを楽しんでおります。また、お正月は毎年かかさずスキーで過ごしております。他に、ガーデニング、球根だけでも200球は植えてあり、毎日かかせない水やりがとっても楽しいです。あとは、家の中で飼っている猫と外猫の世話と、猫に遊んでもらう事等が私のストレス解消につながっております。

7.1台は注文して作ってもらった佐藤正人作のもの、指板の下に2月の誕生花スミレをほってもらいました。
もう1台は1851年作"Sainte Cecile des Thermes"というニックネームのついた、ジーン・バプティス・ヴィヨ-ムという人が作った仏製。以前は男性ヴァイオリニストが使っていたので、ハリがとっても強くて私の細腕では消音器を付けた様な音しか出せず、ハリを弱くしてもらったり、駒を替えたり、弦の種類を替えたり、ならせるまでに5年くらいかかった様な気がします。20年近く使っていますが、まだ音の出し方の研究中です。
弓もアンリという人の作った仏製で、パリの有名なコレクターが年をとって田舎にひっこむという事で手放したコレクションの一点で、同じく20年近く使っています。

8.シューマンとドヴィッシー、ラベル、フランク、サンサーンス等フランス物。
特に好きな演奏家は、クレンメル、マイスキー、バシュメット、ブレンデル。

9.新響で初めてやったマーラーの5番。当時あった夏の西伊豆での合宿(海で遊ぶだけ)で、故橋谷さん達とあの熱い砂浜で、スコアを見ながら、わからない、スコアについていけない等と言いながら、皆と何回もカセットを聞きながら勉強したのがとってもなつかしいです。お陰で一曲やったら残りのマーラーは難なくわかる様になり、好きになりました。
新響に入って、芥川也寸志先生や山田一雄先生、また邦人作品展において伊福部先生等真近に接し、先生方の芸術家としての雰囲気をプンプンと嗅ぐ事が出来たのは、本当に幸せに思います。

10.私は弦の事しかわかりませんが、やればやる程基礎の大切さを身にしみます。各自、身についてしまった音程感覚はなかなか直すのは大変でしょうが、やはり時々ピアノをたたきながら(平均律ではありますが)スケールで音程チェック、開放弦でのボーイング練習、エチュード等、曲をさらうより大事な事と思います(皆さんはやっておられる事と思いますが)。
ハイドンやモーツァルトのシンフォニーがいつか上手に演奏できるオケになったら、本当に素晴らしいと思います。

11.アマチュア・オケをお金を払って聞きに来て下さる、その上維持会員にまでなって応援して下さる、本当に申し訳ないやら有り難いやら、感謝の一言です。団員でありながらこう申し上げるのもなんですが、多くの団員は立派な仕事を持ち忙しい身でありながら、ただ音楽が好きだ以上の新響に対する情熱の持ち主の集団で、ただ主婦の私など皆の気迫に畏敬の念を抱く程であります。聞きに来て下さる皆様に少しでも満足していただける様努力しております我々を、今後とも暖かく、また時には厳しいご意見等もいただきながら見守って下さればこの上ない幸福と思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


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