2002年9月維持会ニュースより


<演奏会報告

伊福部 昭 米寿記念演奏会
2002519日(日)−

 維持会ニュースNo.90にてご案内申し上げましたが、紀尾井ホールにて、伊福部昭先生の米寿を記念する演奏会を開催いたしました。このような演奏会を新交響楽団が主催できたことは大変名誉なことであり、同時に日本のクラシック音楽界や作曲界に少なからぬ反響と足跡を残せたと自負しております。今回の演奏会の成功は維持会員の皆様をはじめとした、多くの方々のご理解、ご協力があって初めて為しえたものであると考えております。あらためて感謝申し上げます。          
 演奏に関しては、細部においては拙い側面があったものの「『ゴジラとは、テクノロジー文化を壊す野蛮な生命力の象徴』。そんな思いを、アマチュアの『新交響楽団』が、血沸き肉踊る演奏で余すところなく伝えた」という批評(朝日新聞6月8日夕刊、吉田純子氏)に示されるように、全体としては聴衆と伊福部先生に私たちの思いが伝わった演奏だったと考えております。加えて、米寿をお祝いするために新たに作曲をお願いした石井眞木先生を始めとする作曲家の先生方との交流も、団員にとってはかけがえの無い貴重な体験となりました。             
 本演奏会終了後に伊福部先生の米寿を祝うパーティが出演者や音楽、映画などの関係者とともに盛大に開かれたこと、また7月28日にNHKのハイビジョン放送で約1時間30分、伊福部先生の足跡とともに今回の演奏会の模様が放映されましたことも、あわせてご報告いたします。

(「作曲家・伊福部昭の世界」が改めてNHK総合(1Ch)でオンエア−されることになりました。10/13(日)25:05〜1時間30分の番組です。)



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